「柏餅」と「ちまき」のはなし




端午の節句には、五月人形を飾って、家族やおじいちゃん、おばあちゃん、親戚などが集まって、「柏餅」や「ちまき」を食べて、みんなで男の子の成長をお祝います。

「柏餅」に使われる柏の木は、古い葉っぱが、新芽が出てこない限り落ちないということで、「家が途絶えない」、「後継者が絶えない」など、縁起の良い木とされておりました。室町末期の頃からすでに、広く柏餅が食べられていました。 現在と違うのは、中に入っている餡は、小豆こし餡ではなくて、「味噌餡」であったそうです。

今でも和菓子屋さんなどでは味噌餡を作っているところもあります。大変美味しい味噌と白あんの風味です。 また、一説によると、この葉は、食器の代わりや食べ物を包むために使っていたことから、「炊葉(かしきは)」と呼ばれ、それが転じて「かしわ」と呼ばれるようになったとも言われています。

 「ちまき」は、中国から伝来したもので、端午の節句と一緒に日本にやってきました。 ちまきにまつわる、古くからの中国の言い伝えで、賢明な戦略家「屈原」という人が、陰謀により都を追われることになり、屈原は、失望して湖に身を投げ、水死してしまいます。

彼の姉や多くの人々は、彼の死を悼み弔うために、米を竹筒の中に入れて、湖に投げ入れ、水に住んでいる「鮫竜(こうりょう)」を祀りました。その伝説に、ちまきは由来すると言われています。

 ちまきは、もち米やうるち米などを、植物の葉に包んで蒸し上げたもので、茅の葉や笹の葉で包んだものがあります。 「笹」には腸を整える作用があります。

そのような、薬効のある薬草に包まれたもち米は、きれいに緑に染まり、当時の人たちに、体に良い食べ物だと考えられていました。 現代でも、ちまきは大変人気のある食べ物ですよね。

 お家で作らなくても割りと手軽に手に入れる事が出来ますので、是非5月5日にはちまきを用意して、みんなで食べてくださいね。

 

(C) 2010 五月人形の選び方